集まれ放送委員会　総文祭２０１０

２０１０年１１月１４日：弥栄高校

朗読の部
1	小西　那奈	２年	県立神奈川総合	教育長賞	全国
2	浦川　達志	２年	県立平塚江南	高文連会長賞	全国
3	山上　明日実	２年	県立元石川	高文連会長賞	全国
4	篠原　あかり	２年	県立平塚江南	高文連会長賞	関東
5	安部和希	２年	私立法政大学第二	高文連会長賞	関東
6	関口　由華	１年	県立多摩	高文連会長賞	関東
7	今村　香織	１年	私立向上	（高視研会長賞）
7	岩切秀樹	２年	私立法政大学第二	（高視研会長賞）
7	加藤　夏穂	１年	県立大和西	（高視研会長賞）
7	後藤　成美	２年	県立大和東	（高視研会長賞）
7	齋藤　優希	２年	県立大師	（高視研会長賞）
7	佐藤織人	２年	県立足柄	（高視研会長賞）
7	千葉　絢美	１年	県立白山	（高視研会長賞）
7	贄田　美奈	２年	県立大和西	（高視研会長賞）
7	則次　理子	１年	県立座間	（高視研会長賞）
7	桝内　彩加	２年	県立神奈川総合	（高視研会長賞）
7	米村祐香	２年	私立捜真女学校	（高視研会長賞）
7	分部　佑里	２年	県立小田原	（高視研会長賞）

アナウンスの部
1	馬場　仁美	２年	県立神奈川総合	教育長賞	全国
2	二本木　美唯貴	２年	県立神奈川総合	高文連会長賞	関東
3	武田尚子	２年	県立海老名	高文連会長賞	全国
4	高橋愛名	２年	県立弥栄	高文連会長賞	全国
5	杉江　真紀	２年	県立湘南	高文連会長賞	関東
6	清水　智佳子	１年	県立白山	高文連会長賞	関東
7	天野　七摘	１年	県立元石川	（高視研会長賞）
7	梅元　紗良	１年	県立座間	（高視研会長賞）
7	岡本　美緒	１年	県立多摩	（高視研会長賞）
7	外池玲衣	１年	私立捜真女学校	（高視研会長賞）
7	髙野　都花咲	１年	県立麻生	（高視研会長賞）
7	手塚　萌香	１年	県立麻生	（高視研会長賞）
7	東次呂久　睦	２年	私立東海大学付属相模	（高視研会長賞）
7	福嶋　菜月	１年	県立川崎北	（高視研会長賞）
7	森　風音	２年	県立元石川	（高視研会長賞）
7	矢口　有里子	２年	県立座間	（高視研会長賞）
7	山﨑奈央	２年	私立捜真女学校	（高視研会長賞）
7	山田拓人	２年	県立大船	（高視研会長賞）

日ごろは中学生を指導しているので、高校生のレベルの高さに今回も驚き、勉強させていただきました。　今回はアナウンス部門ということで、地元や神奈川の話題をうまく取材され、原稿にしていました。同じテーマを扱った作品もありましたが、切り口や展開も異なるはずなので原稿作りでは皆さんの一人一人の感性が問われてくると思います。これからも高校生として、日ごろの経験をさらに積んでいきましょう。またアナウンス技術の点では語尾が延びすぎたり、＜読んでいる＞という雰囲気の人が何人かいました。是非『語りかけ・視点・気持ち』を日ごろの練習の中で取り入れていくとよいでしょう。今後も日々の高校生活、特に校内放送の分野でもぜひ活躍してください。今日はありがとうございました。

オーディオピクチャーの部
1	野末　悠登	２年	県立座間	教育長賞	全国
2	中西　里紅	１年	県立神奈川総合	高文連会長賞	関東
3	池田　雄貴	１年	県立元石川	（高視研会長賞）
3	塚田　美流香	１年	県立横浜旭陵	（高視研会長賞）
3	柴田結菜	１年	県立希望ヶ丘	（高視研会長賞）
3	中島　結乃	１年	私立向上	（高視研会長賞）

１１月１４日（日）神奈川弥栄高校で行われた標記大会・部門での審査を担当させていただきました。長く放送に関わっていたものとして、生徒たちがどのようなことを取り上げそれをどう作品にしたかについて、新鮮な印象を得ることができました。このような機会を与えていただいた先生には感謝申し上げます。
＜全体的な印象＞
作品の共通テーマは「地域性」ということで、身近なテーマを掘り下げようという意図は伝わりました。おおむね、地元の名産、料理、名所、郷土史などを取り上げていましたが、写真・ナレーションもそれなりによくシンクロされ、抵抗なく見聞きできました。ただ、事前の検討不足、出来上がった作品についての改善といった努力がやや欠けていた作品もありました。また、審査員各氏からは、高校生らしい発想や作り方が見られないのは残念との声がありました。授業もあり、取材や制作は放課後や休日になるという時間的制約もあり、丁寧に作ることも、精力的に取り組むことも難しいことは理解しなければなりません。だからこそ、事前の構想や構成について時間を割いてほしいと思います。また、５分という短い作品なので、あれもこれも高校生の目で見たこと、伝えたいことを詰め込んでパンパンにすることも必要です。まじめで真摯な制作姿勢には感心しましたが、それだけでは人は感動しません。どう面白くするか、どう感動させるかという気持ちを込めてほしい。でも、そういう作品もあったことで、安心しましたが。

１．	県立横浜旭陵（塚田美流香さん）
地元の水路を起点に、横浜の水道の歴史をたどる作品。よくまとまっているいる作品で、取り立てて欠点はみられません。道志川まで取材に行くという足で作ったその努力は買えます。案内役をカエルのぬいぐるみにしたらもっと親しまれる作品になったのでは。
２．	私立向上（中島結乃さん）
地域特産の大山豆腐を昔からの製法で作っている豆腐屋さんを取り上げる。大山豆腐は私も好きなので、スーパーで購入していますが。美味しさの秘密について掘り下げ　　　　　不足でした。水がいいとありましたが、大豆はどこのものを使っているのか。そのお店の苦労話もほしかった。
３．	県立元石川高校（池田雄貴くん）
　地元の大塚遺跡をとりあげた作品。弥生時代と現代をうまくつなぎ、当時の衣装の男子生徒を切り回し役にした、テンポもありそれでも訴えたいことが伝わる出色の内容でした。弥生人が眼鏡をかけているのは変だと思いましたが、衣装は古代、眼鏡は近代を象徴しているというオチもあって、学術性、娯楽性を兼ね備えた優秀作品でした。博物館学術員の写真が２、３度出てくるが写真は違うものを使うといい。
４．	県立小田原高校（分部佑里さん）
　小田原城址公園にある動物園の廃止を取り上げた社会性ある作品。廃止に反対する市民の声もよく取材している。もうすこし掘り下げて、存続の必要性を少しほりさげてもらいたかった。
５．	県立横浜旭陵高校（近藤聡子さん）
　横浜ＭＭ２１地区を中心にした名所案内。写真は観光写真のようできれいに撮れていた。ただ、あれもこれも取り上げたので全体的に平板で散漫に感じる。隠れた若者の人気スポットとか、どこか一か所に絞るとかすれば、もっと楽しくインパクトのある作品になったのでは。
６．	私立日大藤沢（大野美咲さん）
　鈴廣の蒲鉾製造に特化した作品。収録時の雑音が気にかかる。しゃべりももっと抑えて、ＢＧＭがナレーションに合っていない。思いきって、鈴廣のＰＲ作品と割り切って作った方が印象は良かったのかな。写真も取材時にきちんと取ってほしい。丁寧な作りに心がけてほしい。　
７．	私立向上高校（宮本真伍くん）　　
　４０万人を集めた全国Ｂ級グルメ大会（厚木）を取材、なぜＢ級グルメなのかを厚木のシロコロホルモン関係者のインタビューを中心に構成した写真。テーマが散漫になってしまった。楽しいイベントなので、ナレーションも楽しそうにしたら良い。
９．	県立座間高校（野末悠登くん）
　審査員の多くが最優秀と認めた作品。戦争で動員された少年工が空襲で防空壕に避難したが、空襲が終わったと見た指導官が帰宅させたが、その途中空襲で生徒たちの多くが亡くなった事実を淡々と描いたもの。その指導官は故人となったが、前述の指示で生徒が亡くなったことに責任を感じていたという。元少年工の年配男性が語り部役で進行している。座間高校の生徒が書いた戦争当時のイメージ画も良く描けていた。また、指導官の話の前に「言い訳はしない」というテロップが効いている。最後に、涙する元少年工の写真と声を通して戦争の痛みを伝えている。大上段に構えるのではなく、素直な姿勢で戦争と向き合い、それでいてわかりやすく作られていることに感心した。ナレーションもしっかり読んでいて素晴らしかった。

１０．県立希望ヶ丘高校（柴田結菜さん）
単純な歴史案内、名所案内になってしまった。男女二人の掛け合いが素晴らしかっただけに惜しい。小田原城の歴史、建造物をかなり詳しく伝えているが、多分ネットや歴史資料から集めたのではないか。小田原城ゆかりの武将とお姫様が自分の居城を案内するというシチュエーションにすれば、二人の素晴らしい喋りがもっと生きた。
１１．私立東海大学付属相模高校（川辺柚香さん）
　　郷土料理は何かを紹介した作品。最初の神奈川に関係ない料理はというクイズはこの作品のテーマとは関係ないのでは。またきわめてどこにでもありそうな「へらへら団子」が郷土を代表する料理なのか説得力が伝わらない。もう少し丁寧に制作してみたらどうか。
１２．県立神奈川総合高校（中西里紅さん）
　　小田原の「外郎売」をしゃべりながら、その中に込められている東海道の土地を東から西にたどるもの。５分の作品にふさわしい長さの「外郎売」を、単なる早口言葉としてだけでなく、歴史文化を伝えるものになっている。写真のコラージュも上手。まじめで楽しい。場所の写真も時系列で撮ったし、細かいところまで行き届いている。惜しむらくは、「外郎売」のしゃべりにもう少しリズム感、抑揚があれば。また次回もこうした楽しい作品を期待します。
１３．県立平塚江南高校（武田夏美さん）
　　「平和の祈り」というテーマに魅かれたが、取材した平和イベントが主題になってしまっている。戦争当時平塚はどうだったのか、空襲があったのかといったところを掘り起したら、もっとアピールできたのでは。それとナレーションが棒読みで、鑑賞する人はそちらに気を取られてしまう。平板でも中身を引き立たせることができるので、様々な場で研鑽してほしい。
１４．県立保土ヶ谷高校（尾崎加奈子さん）
　　他にも同じような作品がありましたが、神奈川生まれのサンマー麺（もやしソバ）の美味しい地元店を紹介したもの。生徒二人の掛け合いから始まるが、地味すぎる。またうまいと評判のお店も普通の中華屋さんでしたね。保土ヶ谷ならではの名物料理、それが無かったら、生徒たちに人気のあるイマ時の店を紹介したほうがいい。もう少し労力を惜しまず、知恵も絞ってみたら、もっと楽しい作品ができる。

＜追記＞
８番、１５番、１６番の学校は棄権でした。棄権は良くないです。ほかの作品を聞いたり見たりする折角の機会を逃すからです。また、懸命に作り参加した他校の生徒に失礼です。参加には賞を取ると同じ以上の意味があることを考えて、参加してイベントを盛り上げて下さい。

ビデオメッセージの部
1	浅野　耕	２年	私立向上	教育長賞	全国
2	堀　大泰	１年	私立法政大学第二	高文連会長賞	全国
3	竹本　舞	１年	県立神奈川総合	高文連会長賞	関東
4	岡　亮佑	１年	私立向上	（高視研会長賞）
4	加藤　由佳子	２年	私立捜真女学校	（高視研会長賞）
4	永井　遊	１年	県立小田原	（高視研会長賞）