朗読の極意
1. | その物語は、全部読もう |
2. | 読み方は、徹底的に調べよう |
3. | 時代背景を調べよう |
4. | 作家について調べよう |
5. | 演劇ではありません。落ち着いて第三者になって語ろう。 |
6. | 暗記しない。常に新鮮な気持ちで |
7. | 自分は醒めている。→人を感動させる |
8. | スピードはゆっくり目に |
9. | カギカッコ「」の読み方に注意 |
暗記しない。常に新鮮な気持ちで。
朗読は演劇ではありません。暗記して目の前で演じるものではないのです。朗読はあくまで目の前で原稿を読むこと。それだけです。かといって単に読むだけでは薄っぺらなものになってしまいます。人に感銘を与える深い読みをするためには、その作品をどれだけ理解するかに懸かっています。時代背景、登場人物の役割など。調べることはたくさんあります。暗記するとへんな癖がつき、妙な朗読になることが多いのです。しかし、もし、もしも暗記するなら、一字一句、すべてのアクセント・イントネーションをそっくりそのまま何度でも同じようにプレイバックできるように、練習を繰り返す必要があります。実は標準語を普段、話していない地域の学校はこのようにしてNコンを勝ち抜いているのです。だからこの人たちは初見ではうまく読めない人が多いのです。普段標準語(に近い言葉)を話している我々はその分プラスなはずですから、集中した読みで気持ちを声に乗せましょう。他の学校には出せない「新鮮さ」を出しましょう。