発声の基本は腹式呼吸
1. | 発声の基本は、腹式呼吸 |
2. | 声は全身を使って |
3. | 大きい声より通る声 |
4. | 緊張より、リラックス |
呼吸法には、胸式呼吸と腹式呼吸があります。息を吸ったときに、お腹がふくらむのが腹式呼吸です。こうすることによって、より多くの息を体にためることができます。 普通は意識をしないと胸式呼吸になっているものです。 まず、第一に強調した胸式呼吸をやってみましょう。息を吸ったときにお腹をへこまして胸に息をためてみましょう。逆にはいたときに、お腹を大きくして、肺から息を最後まではき出します。 胸式呼吸がわかったところで、いよいよ腹式呼吸です。手を軽く、おへその下あたりに当てます。息を吸ったときにお腹が大きくなるよう意識します。その際、腹筋を使ってはいけません。自然に息を使ってお腹をふくらますのです。 そして吐いたときに、お腹をへこまして、息をすべて吐き出します。 とにかくとにかく息をすべて吐き出すことが、極意です。はき出すことで、より多くの息を吸い込むことができるからです。 また、適度の運動で腹筋を鍛えることもよいと思います。でも運動部ではないので、とことん極める必要はありません。適度に行ってください。 NHKアナウンサーの「いとよーじ」(←ハンドルネーム)さんから投稿がありました。掲示板にありますが、こちらにも転載させていただきます。 腹式呼吸、というか、発声法についてですが、うちの組織のアナウンサー研修では少し違った方式を習いました。 ふつう、腹式呼吸といえば、吸うときにはおなかを膨らませて、吐くときには徐々にへこませていくと習いますよね。 もちろん、呼吸だけだったらこれでいいんでしょうけど、発声を伴う場合には必ずしもこうではないらしいですよ。 私が習ったのは、一度おなかを膨らませたら、おなかをそのまま張った状態で声を出していくというもの。 私が習った先生(結構有名なニュースのアナウンサーです)によると、「表情は力まずにおなかだけしっかり力んで声を出していく」とのこと。 最近、ニュースを伝えるときにはこれを心がけています。 確かにこの方法、いいんですよ。 やってる本人が言ってるんだからホントです。 というわけで、高校生の皆さん、一度お試しあれ。 でも、簡単にはできないと思うけどね、たぶん。 私は入局3年目にして、ようやく身につきつつあるという状態です。 |